1. 設問先読みと段落整理

いきなり本文を読み始めるのは、目的地も知らずにマラソンを始めるようなものです。まずは何を聞かれているかを把握します。

手順① キーワードをマーキングする

設問文(リード文)に含まれる固有名詞、数字、大文字を○で囲みます。これらは本文中でも形が変わらないため、答えの場所を特定する強力な目印(アンカー)になります。この単語が出てきたら、設問に戻るという意識付けを行います。

※選択肢まで先読みするかは意見が分かれますが、初心者は読まないことをお勧めします。先入観の原因となり、逆に失点することにつながるからです。

手順② パラグラフごとの一言メモ

長文が読めなくなる最大の理由は情報過多です。これを防ぐために、1つの段落を読み終えたら、余白に日本語で一言メモを残してください。

  • 〇〇のメリット
  • 筆者の反対意見
  • 具体例

これだけで十分です。こうすることで、設問を解く際にどこに戻ればいいかが一瞬でわかるようになり、探し直す時間を大幅に削減できます。

2. 時間配分:スキャンと精読の使い分け

全ての文章を同じスピードで読む必要はありません。メリハリをつけることが、時間内に読み切るコツです。

情報の強弱を見極める

英文には重要な部分と読み飛ばしてもいい部分があります。

  • 精読すべき箇所:
    主張、結論、逆接(But, However)の後、設問のアンカー周辺
  • 読むスピードを意識する箇所:
    具体例(For example)、列挙、自分の知っている一般論、設問に関係ない部分

損切りをする

1つの設問に固執して、後ろの配点の高い問題を落とすのが一番の失敗です。考えてわからなければ、一旦仮の答えを選んでマークし、印をつけて次に進むという勇気を持ってください。1問にかけられる時間を逆算し、決めておきましょう。

3. 復習で弱点を特定する:ミスの3層分析

丸付けをして解説を読んで終わり、では実力はつきません。なぜ間違えたのか、原因を以下の3つのレベルに分解して分析します。

レベル1:語彙不足

単語の意味がわからなかったから読めなかった場合です。これは知識の問題なので、知らなかった単語をリスト化して覚えるしかありません。辞書なしで推測できたかどうかも確認しましょう。

レベル2:構文把握ミス

単語はわかるのに意味を取り違えた場合です。SVOCが正しく振れていない、関係代名詞の係り受けを間違えたなどが原因です。この文構造を特定し、ノートに書き出して分解・和訳する作業が最も実力を伸ばします。

レベル3:論理ミス(内容一致)

和訳は合っているのに選択肢を間違えた場合です。これは筆者の主張ではなく常識で選んでしまったり、本文の否定語(not, fewなど)を見落としたりしている可能性があります。なぜその選択肢が正解で、他が不正解なのか、本文中の根拠箇所に線を引いて確認してください。

仕上げの音読

構造と意味を完璧に理解した英文を、音源と同じスピードで最低10回音読してください。音源がない場合は、読み上げサービス等を利用しましょう。英語を英語の語順のまま理解する脳の回路を作ります。

4. 1週間トレーニング例:月曜と週末でメニューを変える

毎日なんとなく読むのではなく、目的意識を持って取り組みましょう。

曜日 トレーニング内容
月〜木 精読重視
(短〜中文 1題)
復習・音読デー
土・日 実戦演習
(過去問・長文)

まずは平日、時間を気にせず正しい読み方を体に染み込ませてください。スピードは後からついてきます。焦らず、型を守り抜くことが合格への最短ルートです。

5. 独学で正しい勉強法を続ける自信がない方へ

ここまで読み方の型や復習の分析方法をお伝えしてきましたが、頭では理解できても、自分ひとりで毎日継続し、客観的に分析し続けるのは非常に難しいものです。

自分のミスの原因分析が合っているかわからないつい楽な読み方(感覚読み)に戻ってしまうスケジュール通りに進まない

そんな悩みをお持ちなら、ぜひ一度宅浪サポートを頼ってください。私たちには、独学の限界を突破させるノウハウがあります。

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